ヒト遺伝子検査と病原体遺伝子検査

ヒト遺伝子検査と病原体遺伝子検査

ヒト遺伝子検査DNAの中に存在する遺伝子の構成(DNAの塩基対の順序)を解析して、将来かかりやすい遺伝性疾患や体質を知ることで、病気の早期発見・治療が可能になります。

2013年にはハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリー氏が遺伝子検査の結果、乳がん発症リスクが高いことを受けて両胸の乳腺を切除したというニュースはご存じの方も多いかと思います。

一般的には血液を使用した検査を行いますが、身体の全ての組織は同じ遺伝子情報を持っているため血液以外の「口腔粘膜」や「皮膚」、「毛根」などからも検査は可能です。

遺伝子検査を通して、その人の太りやすさや脂質や糖質の代謝を調査して生活習慣の改善に役立てることを目的として医療現場でこの検査が用いられる事も多いようです。

病原体遺伝子検査現在、遺伝子検査の多くは前述のヒト遺伝子検査よりも病原体遺伝子検査が主流となっています。
これは、人に感染症を引き起こす肝炎ウイルスや結核菌等を検出・解析する検査や、悪性腫瘍や白血病など後天的な疾病の確定診断などに用いられることもあります。はっきりと病原を特定出来ることで、短期的かつ効果的な治療法を講じる事が出来るため患者様自身の負担も減らすことに繋がります。

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